畳表を織る機(はた)です。作業法は座って織るので、イザリバタと呼ばれるようです。

写真の下側にある、槾(こて)で縦糸を交互にして、竹でイ草を通します。弥生時代の遺跡にイ草の筵の痕跡が残っていますので、足踏みの機が発明されるまで長い期間(おそらく千年以上)この機で畳表が織られたのでしょう。