畳屋の仕上げ仕事でへコワラや返しワラを使う時にはワラの袴をはらいます(すぐうとも言います)基本はワラの穂先部分をひねり、裾の袴部分を手の指で払い除けます。

わらの芯だけにしてはいけません。袴を取り除く時に、握った穂先が抜けるのは失敗です。が、技能講習会では多くの講習生が芯だけの細いワラを持ってきます。昔は鎌で切ったワラなので袴が綺麗に取れた根元から穂先に段違いの無い、スラリした返しワラに為ったのですが、、、、、現代のワラは機械でワラを刈り取るようになり、根元が柔らかくなり、袴が取り除くのが難しいですが、、、、仕事の前日には袴を取り除き、水をかけて余分な水気をきり、ゴザでくるんで翌日の仕事が楽になる段取りまでが畳屋の仕事です。