掛け縫い手縫い床の小掛け(こがけ)部分です。手縫い床の縫い方は筋縫いの運針が通常の縫い方ですが掛け縫い床は上前と下前の丸畝(まるうね)に小掛けを締め上げた後に縫います。裏糸の縫い目はサイコロの5の目に見えます。

この手縫い床は丸畝7本掛け畝6本の掛け縫い13通り床 と言われますが、裏面の糸は上       前から下前に向けて横方向に見れば14本数えられます。畳職人から見れば小掛を縫うので 14通りの手間賃を貰います。